1999年8月に当時参加していたロックバンド Crescent 向けに書いた曲の一つです。
濁って暗く低く、うねるようなベースラインを持つロックバラードで、このバンドに書いた曲には暗い歌詞が多い中、特に絶望的な情景を歌っています。
1999年8月に当時参加していたロックバンド Crescent 向けに書いた曲の一つです。
濁って暗く低く、うねるようなベースラインを持つロックバラードで、このバンドに書いた曲には暗い歌詞が多い中、特に絶望的な情景を歌っています。
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重みを増す黒い夜の地の果てから 風が吹いて
あなたが空に掲げたその手を吹き飛ばしてくる
ひび割れたあの空の下 消えゆく宴
匂いも遺さないで
誰もいない夜の底を叩きつける雨は すぐに
あなたが土に刻んだ形骸(カタチ)を押し流してゆく
僕に降れ あの黒い雨
僕一人だけ世界に遺さないで
震える壊れた窓枠に引っかかっていた
誰かが微笑む古びた一枚の写真
永遠(トワ)のような長い夜が重いとばり開ける日には
あなたが一度失くした
息吹を取り戻すように
ひび割れたあの空の下 消えゆく宴
匂いも遺さないで
僕に降れ あの黒い雨
僕一人だけ世界に遺さないで