PHSを解約した。96年の8月に入手したもので、32Kbps通信も出来ないし、文字送信も12文字しか出来ない旧機種だけれど、史上もっとも小さい機種だったしわりと気に入っていた。小さいと言うことは技術力の結晶と言うことでもあるし、工学関係の人間からはある意味尊敬に値する。
解約に行った営業所で事務の人がひとこと。 「この機種、まだ使ってはる方がいたんですね。 普通みんな半年くらいで機種交換しはるんですけど」
「普通」と呼ばれる人たちは、あれほどの精密機器を半年やそこらでどんどん使い捨てていくのだろうか。